チネイザン
チネイザンとは?
チネイザンは「氣内臓療法」とも言い、タイのチェンマイで生まれました。元々、古代道教(タオ)に古くから伝わってきた腹部マッサージに、古代道教の老師、謝明徳(マンタクチア)が現代解剖学などを融合し作り上げたものです。チネイザンが生まれた道教では、「あるがままに生きる」ということを基にしています。人間を「自然の一部」として捉え、万物との調和を教えとしています。病気や不調は、私たちが普段、無意識のうちに自然と不調和な生活をしてしまっていることから生じていると考えられているのです。
「氣内臓」の「氣」には「エネルギー」「生命力」という意味があります。不規則な生活、過労やストレス、ジャンクフードや甘いものの食べ過ぎ、悪い姿勢や運動不足などは、おなかの中にしこりやもつれとなって現れ、内臓の中を流れる氣の流れを乱します。そうすると、内臓の不調だけでなく関連する心身の不調まで引き起こされることをタオの修行者たちは発見したのです。
また、チネイザンでは、エネルギーとしての「氣」だけでなく、「感情」=「気持ち」としての「気」も大切にしています。内臓と感情は結びついていて、「負の感情」が過多となったときに、関連する内臓が悲鳴を上げる=病気になると考えられています。まさに、「病は気から」ですね。
チネイザンは、不規則な生活やストレス、また過剰な負の感情によって流れが乱れている内臓の中の「氣」を、お腹を揉むことで整えてあげようとするものです。施術を受けた後は、今まで感じたことのないようなスッキリ感が得られたり、人によっては施術中に涙があふれてくる方もいます。体が自然とデトックスされ、本来の自分に戻ろうとしているのです。
こんなお悩みありませんか?
<内臓系の不調>
- 便秘(毎日バナナ状の排便がない
- ガスがたまりやすい
- 生理不順、ひどい生理痛
- 不妊
- 更年期の不調(イライラ、ホットフラッシュ、だるいなど)
- 寝つきや寝起きが悪い
- 冷えやむくみがひどい
- つい食べ過ぎてしまう
- 朝、起きた時の息が臭い
- 下半身太りが気になる
- やせにくくなった
<感情系の不調>
- 小さなことでイライラする
- 心配事や不安で頭がいっぱい
- やりたいことがあるのに手が追い付かなくて焦っている
- 自分に自信が持てない
- 最近、人にも物事にもトキメキを感じない
- 怒りや恨む心がずっと収まらない
- 人と会話することが減っている
- 両親から褒められて記憶があまりない
人の体は、本当に不思議なもので、ずっと取れなかった肩こりや腰痛が、お腹を揉むことで一気に良くなることがあります。もちろん、お腹を揉むこと自体で腸の動きが活発になったり、下垂していた子宮などの臓器が本来の位置にもどることで、スタイルがよくなったり、腰痛が軽減するといった直接的な効果も見られますし、負の感情がぬけることで筋肉のこわばりが解けて、血流も改善し痛みやコリが解消するということもあるのです。
また、女性では婦人科系のトラブルの原因がこの「硬いお腹」である可能性があります。今や30代以降の女性の4人に1人は子宮筋腫があるといわれており、子宮や卵巣がん、乳がんになる女性の数も数十年前よりも爆発的に増加しています。また、不妊で悩んでいる女性もとても多くいらっしゃいます。
投薬や手術で対応せねばならない場合もありますが、まずは、その根本的な原因をみつけ、できるケアをしてあげること。チネイザンを受けることで、お悩みが解消する事例も多く聞いています。そして、手術を受けられた後であっても、元の生活に戻るのではなく、再発を予防するために子宮や卵巣に目を向けてあげることがとても大切になります。
どんな施術?
オイルを使ってお腹を中心にもみほぐしていきます。内臓の不調がある部分、感情の滞りがある部分には、押された時の痛みや硬さがあります。痛みの強さや耐えられる力は人それぞれなので、力加減は確認して調節しますのでご安心ください。
特にケアしたいところは、深呼吸しながらゆっくりとほぐしていきます。また、お腹だけでなく関連する部分、肋骨や鎖骨周り、リンパ節、頭部なども施術を行い、全身の氣の流れも整えていきます。
注意事項
以下に該当する場合、チネイザンの施術が受けられません。予め、ご確認の上ご予約いただければと思います。
- 月経中(月経後半で出血量が落ち着いてきたら可能)
- 妊娠中
- 術後6か月以内
- 医師に施術を止められている